ロリー・デラップという選手を覚えているだろうか。元アイルランド代表選手で、主にストーク・シティなどで活躍したミッドフィルダーだ。フィールドプレーヤーとしての活躍は平凡なものであったが、彼には他の選手には真似し得ない、唯一無二の特技があった。そう、スローインだ。そんな彼の息子、リアム・デラップ獲得レースで、マンチェスター・シティがリードしているという。Sky Sportsが報じた。
ロリー・デラップのスローインは伊達じゃ無い。その長距離砲はプレミアリーグのトップクラブをも恐れさせ、実際にその"肩"から幾度となく得点を演出している。当時ストークを率いたトニー・ピューリス監督は、前線に長身選手を並べ、デラップのロングスローと心中する作戦を採用。実際に功を奏し、2008年に弱小クラブはプレミア優勝候補の一角、アーセナルを2−1で叩き、ジャイアントキリングも果たしている。そんな彼の息子がプレミアに凱旋するというニュースほど、ワクワクする話が最近あっただろうか。
リアムは現在ダービー・カウンティの下部組織に所属し、ストライカーとしてプレー。クラブのコーチを務めている父ロリーの指導を受けている。U-16のイングランド代表にも召集されており、トルコで行われた大会では得点王に輝いた。そこでの活躍が認められ、シティの育成部門への移籍が噂されている。
デラップの名を聞けばロングスローに期待せずにはいられないが、同じ長距離砲でもリアムの長距離砲は肩ではなく脚から放たれるものかもしれない。どちらにせよ、デラップ二世がプレミアを席巻する将来が楽しみだ。
最後はロリー・デラップのスローイン集でお別れしよう。
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